庄内川下流部のビューポイント? (12):石黒・田中

32-1 岩塚石橋

 

 佐屋街道に石橋があったかどうかは知らないが、稲葉地用水(庄内用水)がここで稲葉地井筋と分離していて、水量制御用の大きな水門が 石造りの基礎の上に乗っていたのは覚えてる。

 

 通勤用と郡部との接点として市バスの回転場もあり、今も名駅や金山行きが発着してる。それが、地下鉄岩塚、岩塚4丁目に変わってさみしくなった。市は佐屋街道の拡幅をやめ新道バイパスに重点をおいた。

 

33 七所神社

 

 庄内川の川祭りの一つにもなっているこの地に、古墳と言わる場所があったり、ヤマトタケルノ命の双子の弟がこの地に来ていたとの口伝があったりする。

 

 川祭り(きねこさ祭り)は尾張国の三大奇祭の一つになってる(稲沢の国府宮祭り・蟹江の尻つねり祭り) 。毎年2月17日に(寒中に河に入る)川中に立てた青竹に若者が登り折れた方向で吉凶占いをしているが、毎回南東方向に折れて大吉となる。要は登る位置が決まっている感じがする。

 私的には占いより、一種の身体のミソギ神事と見てる。毎年2月17日(新歴)だから潮位が変わる筈だが毎年同じような水深の所に青竹を立てる。

 川砂の堆積のせいか近頃は順に浅くなっている(支える人の身長でみる)。昔は落ちた時けがをしないよう深い所で登っていた。

 青竹の先についていた御符をある時常済市大谷の海岸でひろった事がある、そっと元の海に返した。